
採用コストの大幅削減と内定率1.3倍を実現! 「応募者全員の人柄をみて判断したい」という思いを叶えたAI面接導入

株式会社足利建機産業
建設・建築機械や資材の販売・修理・メンテナンスを中心に、警備事業や人材派遣、建設下請業務など多角的な事業を展開する総合商社。創業34年目を迎え、栃木県内における建設機械の保守メンテナンス分野では売上トップクラスを誇る。
- 業種
- 建設・建築機材に特化した総合商社
- 社員数
- 101~500名
記事内のサービス名・社名・所属は取材当時のものです。「Zキャリア AI面接官」は現在「Z AI面接」に名称を変更し、運営は株式会社ROXXからルーセントドアーズ株式会社へ移管しています。
栃木県内の建設機械メンテナンス分野でトップクラスを誇る足利建機産業は、遠方応募者が増えるなか「まずは直接会って対話する」方針に重きを置き、全応募者に対して面接会場までの交通費・宿泊費を負担してきました。しかし、実際にお会いしてみると要件を満たさず採用に至らないケースも多く、採用コストの肥大化が課題として浮き彫りになっていました。
そこで導入した『Zキャリア AI面接官』により、面接前段階で効率的・的確なスクリーニングを行い、工数削減と内定率向上、コスト削減を同時に実現するに至りました。
今回では、代表取締役社長 田名網様と警備事業部 統括部長 松井様に、導入背景や効果、さらに今後の展望をうかがいました。
「応募者一人ひとりと向き合って採用したい」信念を貫くためにAI面接官を導入

―― 今回はどのような経緯で「AI面接官」を活用することになったのでしょうか?
田名網様:当社では「全ての応募者に対して真剣に向き合いたい」という思いから、遠方よりお越しいただく方も含め、面接の際には本社までの交通費や宿泊費を会社側で全額負担していました。
しかし応募者が増えるほど、それに伴う採用コストや調整工数は増大していきます。また、応募者一人ひとりとできるだけ対面で会おうとすることで、私や役員の拘束時間も大きくなり、本業にも影響が出始めていました。
一方で、書類選考だけでは判断しきれない人柄や熱量などを知った上で判断したいという思いも同時にあり、非常に悩ましい状況でした。
このような課題を抱えていたところ、ROXX社よりご提案をいただいたことがきっかけで、はじめてAI面接官の存在を知り、まずはトライアルという形から導入をスタートしました。
―― 「AI面接官」を本格的に導入しようと思った決め手は何ですか?
田名網様:実際に応募者とAI面接官が話している動画を見たときに、その方の雰囲気や姿勢、人柄が想像以上によく伝わってきたんです。
先ほども申し上げましたが、私どもの採用方針として「”一生付き合う”つもりで真剣に一人ひとりと向き合う」ということを大切にしているため、書類選考だけで判断するということは極力したくありませんでした。
AI面接官であれば、動画を確認するだけで大まかなスクリーニングができますし、「会ってみたい」と思える応募者にだけ絞って面接にお越しいただけるので、非常に魅力的なツールだと感じましたね。
また、応募者にとってもメリットが大きいツールだと感じました。
ありがたいことに、県外から車や電車を乗り継いで弊社までお越しいただく方もいらっしゃるのですが、結果的にお見送りとなってしまうとその方にとっても時間の無駄になってしまいます。
しかしAI面接官であれば、24時間365日いつでもご自宅など好きな場所から実施いただけるため、応募者にとっても負担の少ない仕組みだと感じましたね。
コスト・工数の削減と内定率アップを同時に実現

―― 実際にAI面接官をどのようなシーンで活用しているのでしょうか
松井様:現在は主に警備職を中心に活用しているのですが、一次面接はすべてAI面接官で実施している状況です。
これまでは、書類選考で迷った場合でも「とりあえずお会いしましょう」となりがちでしたが、AI面接官を導入することで、より的確に見極めができるようになりました。
また動画をみた上で判断に迷った場合でも、私だけでなく、その動画を田名網にも見てもらうことで、複数の目によって多角的に判断することができるようになったことも、導入メリットの1つとして捉えています。
―― AI面接官を導入されて、面接官の負担などは具体的にどのように軽減されましたか?
松井様:まずは面接のスケジュール調整が圧倒的に楽になりました。
これまでは大半の応募者を面接にお呼びしていましたので、その調整のたびに社長や私の予定をおさえておく必要がありましたが、AI面接官であれば応募者はご自身の都合の良い時間に面接を受け、私たちは業務のスキマ時間に動画を確認すれば良いので、非常に動きやすくなりました。
―― AI面接官を導入して、採用成果にはどのような変化が生まれましたか?
田名網様:まず、内定率が明らかに向上したと感じています。
そもそもあまり当社に志望動機や熱意がない応募者は、AI面接の段階で離脱となるケースも少なくないため、逆にいえば、AI面接を経て最終面接にお越しいただける方というのは、ある程度当社のことを調べてきてくださったり、意欲の高い方々が大半ということになります。
その結果、従来と比較して最終面接後に内定に至る方が約1.3倍となりました。
私たちが日程調整や面接実施にかける時間はむしろ減っているにも関わらず、内定に至る方の数が大きく向上しているので、効率のよい採用フローが実現できていることを実感しています。
それに加えて、遠方応募者の交通費や宿泊費負担によるコスト増加が課題でしたが、その削減効果も非常に大きいですね。
毎月数十万単位で削減することができているので、その予算で新たな採用施策や集客など有効活用していきたいと考えています。
―― 導入前では想定していなかったような予想外な効果や変化はありましたか?
松井様:書類だけではわからなかった応募者のポテンシャルを発見する機会も増えました。
これまでは書類選考で落ちてしまっていたような方でも、AI面接があることで「一度動画も見てみよう」という流れから、総合的に判断できるようになりました。
そうすると、意外とお人柄の部分で良い印象を受けるケースがあり、実際に数名は実際に面接にお越しいただき内定に至る方も出てきています。
このように採用機会を最大化できる、という点は当初想定していなかったメリットかもしれません。
今後は採用チャネルや職種を拡大し、広範囲に適用していく

―― 今後、AI面接官を活用していくうえでのさらなる展望や計画があればお聞かせください
松井様:現在は特定のポジションでのみAI面接を導入していますが、将来的には全てのグループ企業や職種の採用にも積極的に導入していきたいと考えています。
またこれまではROXX社が運営する人材紹介プラットフォームからの応募者に限定して活用していましたが、機能が拡充され、現在は他のエージェントサービスや求人媒体での活用も可能とのことですので、今後は採用チャネルを問わず広範囲に適用していきたいと考えています。
―― 採用業務におけるAI活用の意義や可能性については、どのようにお考えでしょうか?
田名網様:AIがすべてを採用業務を代替することはまだまだ難しいのではないかと感じています。
やはり、最終的には人と人とのコミュニケーションを通じて、お互いの価値観や熱量をすり合わせる必要があります。
ただ、そこに至るまでのプロセスを効率化する1つの手法として、AI面接官は非常に有効だと実感しています。
要するに、人とAIがうまく役割分担をしながら、企業にとっても応募者にとっても最適化された選考フローを追求していくことが重要なのではないでしょうか。
―― ここまで貴重なお話ありがとうございました。では最後に、これから導入を検討している企業様に対して、メッセージをお願いします
松井様:ライバル企業が増えると困るので、このAI面接官の良さをあまり広めたくない、というのが本音です(笑)
それはさておき、世の中的にもこれだけテクノロジーが進む中で、AI面接官のような手法は近い将来当たり前となっていくのではないでしょうか。
また、私たちは”採用こそ必要なところにはしっかりお金をかけるべき”という考え方を持っています。
その上で、何より応募者が24時間365日選考に参加できるようになり、かつ企業にとってもマッチング精度向上や工数削減が見込める、このAI面接官に投資しない理由が見当たりません。
まずは小さく始めてみて、どれだけ皆様の採用業務にインパクトがあるか、どのような活用パターンがあるかなど、ぜひ体感してみてください。